女喰い聖書

【やる気サワー】




ヤキトリがすこぶるウマイと評判の居酒屋に女と行く。ヤキトリをツマミにどの酒を飲もうかとメニューを覗いていると「やる気サワー」という名の酒を発見。


俺、昔っからこのような得体の知らないかつ冒険心そそられる名前で、かといって実際頼んでみれば期待裏切ることなくマズい「頼んで損した感」が十分味わえそうなモノに目がない。失敗するとわかっていても”物は試し”の精神で注文してしまうのだ。だって「やる気サワー」だぜ???


「これってなんだべ?」と目を輝かせながら女に話し、俺の心内をわかってくれたのか「一回、頼んでみてよ」という女。待ってましたと言わんばかりに悪ノリ。やる気サワーを注文。すみませーーーん!やる気サワーくださーーーーい!


「いったどんなやる気が出るサワーだろうね?」なんて話している内に「やる気サワー」が運ばれてくる!いいね!待たせることない迅速な対応!わかってるねココは!こういうのはノリが大事だよな!さあさあ!今夜はどれくらいの「頼んで損した感」を味わさせてくれるんだ!?



「ヘイ!やる気サワー一丁!」



キタ!やる気サワーキタ!謎に包まれたベールが今、明らかになる。サワーの入ったジョッキが威勢よくテーブルに置かれ、共にドスン!という鈍い音を立てながらコレをサワーに入れて飲めやコラと言わんばかりに置かれる赤マムシ。 ※赤マムシ:精力増強剤として知られる栄養ドリンク






これか。汗






「やる気」って「”ヤ”る気」のことだったのか。あまりの直球に驚きを隠せないでいる俺とは対象的に女は「あ〜〜、栄養ドリンクが入ったサワーってあるよねぇ♪」などと無邪気に笑っている。赤マムシを知らないようだ。


愛くるしい笑顔のまま「どんな味?」と聞くのでサワーにソレを入れ飲んでみる。う〜〜〜〜ん美味い!、オロナミンCって感じでなかなか美味い。オロナミンC大好き。


「オロナミンCみたいな味でなかなかウマいよ。アリだね」


予想を裏切るウマさだったので掘り出し物を見つけた感があり嬉しかった。それじゃ〜いっぱい飲んでね♪なんて言う女。まったく。無知って怖いね。


そこの無邪気な笑顔の可愛らしいお嬢さん?後ですっごいコトになるのわかってて言ってるのかな?んなわけないね。赤マムシを知らぬ貴女にはわからないのだろう。元々性欲の強い俺がコレを飲んだらどうなるのか。こんなコトワザ知ってる?『鬼に金棒』




こいつは飲むしかねぇ!




飲んで飲んで飲みまくって元々強い性欲に赤マムシの力で輪をかけて性欲を高め、何も知らぬ無邪気な笑顔の女をベットでヒィヒィ言わしてぇ!「こ、壊れちゃう!」とか言われても「バッカ、お前が飲めって言ったんだろうキッチリ責任取って気が済むまで何発でもヤらせろやおらおら」とかサドスティックにキメてぇ!


そのようなわけで妙な想像に興奮してしまいその晩、ヤる気サワーを杯ほどガブ飲み。赤マムシ効果もバッチリだ。股間がいつもより熱くなってくる。


ぬごごごごごご……うおおおおおおおぉ刻は今!


おもむろに興奮しながら店を出、爆発寸前の性欲でラブホへGO!今夜の俺は一味違うぜ!例えるなら鬼にこん棒だっちゅねーん意味不明だっちゅねーんおりゃあああああああああ!














【結果】

泥酔にて即寝。






……意味ねぇし。