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女喰い聖書・企画2006年4月4日 【寧々テキスト〜第十五話〜】 <第十五話> 2001年4月19日の日記リニューアル 『交じり合い』 副腎髄質からアドレナリンが大量噴出状態も”1回目”が終わると多少落ち着いてきて、タバコなんか吸って余裕こく俺。細長い白煙が青白い部屋を静かに浮遊している。 寧々は目を閉じたまま肩で息をし、仰向けで膝を立てながら寝転がっている。時折身体をピクピクッと動かしては甘い吐息を漏らし、「ぁぁ…」っと切なげに鳴く。タバコを吹かしながらその様子を注意深く見てみれば、膝を立てている脚がプルプルっと連続して震えている。数分経ってもその奮えは止まりそうもない。不思議に思った俺はその震える脚に触れてみると、 「ひゃあっ!…ちょ、ちょっと。やめて!」 ビクっと大きく身体を仰け反って手を払いのける寧々。 「…今は触らないで。なんか下半身がすごい敏感になってるの。それに腰から下が…なんていうか…宙に浮いてるみたいで…」 「へぇ…敏感なんだ(笑)」 気だるくタバコの煙を吐きながら微笑していると、顔を真っ赤に染めた寧々が、 「ちげェよ!こんなの初めてだよ」 と、否定してきた。 「あ。それって俺のHがスゴかったってこと?(笑)」 おチャラケる俺をキっと睨み返すと 「らん、チョーシに乗んなよオメェ…」 男言葉で口悪く言ってきた。しかしそのわりには、綺麗に縁取られえた二重瞼の目を潤ませている。 「…ふ〜ん。そういう態度なんだ?」 強がるところがとてもイジらしく、また、イジメたい欲求を煽り、もう1度、未だ震えの止まらない白肌の脚を触ってやる。 「ばかッ!触るなって言ってんだろう!また――」 顎をツンっと上に仰け反らせ、両腕を俺の後頭部に絡めると、 「――また?」 「…またシたくなっちゃった」 ――俺達は汗びっしょりにベットに倒れ込んでいた。一回目よりも二回目の方が感じやすくなったようで、寧々はさらに激しく身体を揺さ振り、声を荒げ、何度も大きく果てた。二人の熱が春先のまだ肌寒い室温を真夏のように変えていったのである。 「はぁ…熱い…」 汗で湿ったタバコをモクモクと吹かしている俺の横で呟く寧々は、また目を閉じたまま仰向けで膝を立て肩で息をしている。さっきと違うのは、額の汗を腕で拭っているところだけ。 「私さぁ…」 フト何かを急に思い出したように神妙な趣で呟き、額に腕を乗せたまま、焦点が合わない瞳でぼんやり天井を見つめながらポツポツとしゃべり出した。 「バージンの思い出が最悪でさ。中2の時、仲は良かったけど、好きでもない1コ上の先輩に強引にヤられちゃったんだ。それがトラウマになっちゃってさ。それ以降Hが嫌いになったの。あまり気持ちよくもなかったし。正直、めんどくさいって思う時もあったし。…でも」 「でも?」 「あ。やっぱ何でもない。でも認めてあげる。お前はスゲェ」 「…なんだそりゃ?意味わからん。まぁ、もし俺のHがスゲくてHっていいもんだなぁって改めたんだったら買いかぶり過ぎだな。特別なことシてないし。自分で自分をテクニシャンだと思ったこともない」 「え、そうなの?」 「強いて言うなら…”心で抱いた”ってヤツ?」 「あは☆らんってバカだろ?やっぱバカだよオマエ(笑)」 「おおい、笑うなよッ!結構マジでそうだったんだから」 「ごめんごめん(笑)でも私、バカは嫌いじゃないよ」 「俺はバカじゃねェモン」 笑われたことに少しムっとして口を尖がらせた俺に急に口付てくる寧々。そして口唇を離すと俺の鼻をほっそりとした指先でぎゅっと一瞬つまんで、 「んんん〜〜ッ。オマエ可愛いなぁ〜、フフ」 まるでスッゲェ可愛い子猫を抱きしめている時のような笑顔で俺の顔に近づき、また口付けしてきたかと思うと、指先はシモの方へ伸びていく。 「またシたいよ…」 そういうと寧々の顔は俺のシモの方へ移動し、柔らかな口唇で愛撫を始めた。頃合を見てソレに跨ぎ、濡れた蕾を押し付ける。 「疲れてる?少し休んでていいよ。今度は私が…」 俺の身体の上で、ぎこちなさはあるにせよ、そんなのお構いなしに髪を乱し激しく腰をグラインドする。かすれた声が部屋中に響き、時折、強く口付けては、こう叫ぶ。 「アアッ…このまま…ずっとこのままでいられたらイイのにッ!」 背中が大きな弧を描き、荒々しい息を吐く。ガクっと前に倒れこんだ細身の身体を受け止めると、さっきまで艶やかな声々で満たされていた部屋に静寂が走り、しばらくすると寧々の小さな寝息だけが聞こえるようになった。小刻む寝息がとても心地いい子守唄代わりとなって俺も眠りについたのだった。 |